忍者ブログ
管理人の日常だったり、萌えだったり。
06
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 管理画面
    カレンダー
    05 2025/06 07
    S M T W T F S
    1 2 3 4 5 6 7
    8 9 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 19 20 21
    22 23 24 25 26 27 28
    29 30
    フリーエリア
    最新CM
    最新TB
    プロフィール
    HN:
    那儀
    性別:
    女性
    趣味:
    読書。
    バーコード
    ブログ内検索
    P R

    [PR]

    ×

    [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

    からくり卍ばーすと 四

    というわけで。

    ↓から からくり卍ばーすと 4話目です。

    また週末は雪が降るみたいですね。
    日曜日が出勤なので、雪が降らないことを祈ります。


    そういえば、今月のSQを読みました。
    雪ちゃんの「クソ」発言にちょう萌えました。雪ちゃんは見ててハラハラするのに、兄のあの安定感はなんでしょう(笑
    勝呂君との掛け合いがすごく好きです。雪燐大前提で勝→燐が大好きです。





    拍手




     
    塵すら残さない
     
    からくり卍ばーすと  四
     
     
     
    びり、と緊迫した空気が肌を焼く。まるで炎のように爆発的に生まれたソレに、僕は銃を持つ手に力を込める。
    何て殺気、いや、殺意か。それとも、狂気か。
    僕はじっとその炎に焼かれながらも、口元が歪むのを感じて、口元を手のひらで押さえた。
    ぎり、と奥歯を噛み締める。
     
    全てを、排除する。
    それが、僕の役目。
     
    自分に言い聞かせるように、呟く。
    そうしなければ、理性を保っていられない。目の前の獲物を、とにかく早く始末しなければ。
    組織の破壊行動は終わらない。その貢献人であるアイツを止めなければ。
     
    消えろ。
    消えてしまえ。
     
    アクは全て、消えろ。
     
    「………―――消えてしまえ」
     
    憎しみが加速する。それは僕の心に暗い影を落とし、銃を握らせる。
    さぁ、狩りの始まりだ。
    絶対に逃がしはしない。
     
     
    「……ふふ」
     
    口元が歪む。
    あの無防備な背中に弾丸を撃ち込むのを、今までずっと、心待ちにしていたのだから。
    カチ、と銃の安全装置を外す。真っ黒な銃を見下ろして、ふっと微笑んだ。
     
    「………行こう」
     
    正義のため。
     
    小さく息を吐いて、標準を合わせる。もう隠れるつもりも、隠すつもりもない。
    さぁ、踊れ。僕の獲物。
    そうして最後には、赤い花を贈ってあげよう。
     
    「……―――教えてやる」
     
    アクは滅ぶべきもの。
    そして、僕は滅ぼすもの。
     
    僕はそのために、ここにいる。
    この正義こそが、僕の生きる意味。
     
     
    消えろ
    消えろ
     
     
    ……―――ナンノタメニ?
     
     
    誰かが何かを、呟いた。
    PR

    お名前
    タイトル
    文字色
    URL
    コメント
    パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
    非公開コメント
    この記事にトラックバックする:
    [253]  [252]  [251]  [250]  [249]  [248]  [247]  [246]  [245]  [244]  [243


        ◆ graphics by アンの小箱 ◆ designed by Anne ◆

        忍者ブログ [PR]